今年で海に浮かぶ映画館は5回目を迎えます。
私たちは映画の上映を通して、遠い遠い世界、あるいは近すぎて見えない世界へささやかな視線を向け続けてきました。
映画を観るということを通じて、これからも豊かな言葉が、豊かな感情が生まれ続けることを願っています。
さぁ、今年も様々な映画の世界へ出航しましょう。

 

海に浮かぶ映画館 館長


12月8日(金) 18:30〜 『アオとシオリ』

アオとシオリ

2016/17min/カラー

いつからかいつも一緒だったアオとシオリ。しかしある日シオリが突然、部屋を出て行くとアオに告げる。

最後に2人は一緒に写真を撮りに行くのだが…。

 

<キャスト>

芋生悠/根矢涼香

<スタッフ>

監督・脚本:吉川諒/撮影:中野谷晃平/照明:志村幸也/録音:小宮山みゆき/助監督:葛西純

 

<監督プロフィール>

吉川諒(よしかわ りょう)

1994年岡山県倉敷市生まれ。東京ビジュアルアーツ在学中。

現在は次回作制作を狙いながら、脚本を執筆中。

12月8日(金) 『虎穴にイラズンバ』

虎穴にイラズンバ

2017/66min/カラー

一流のジャーナリストを目指す主人公、高須が学生運動で有名な学生寮、ぽろろ寮に取材に行くことになる。しかし、実際の学生たちは学生運動などしておらず、のらりくらりと暮らす日々を送っている。が、記事になって有名になりたいという思いから取材を受けてしまい嘘をついての学生運動がはじまる。

 

<キャスト>

西村裕慶/大迫茂雄/金釘左京/佐野晋平/長野こうへい/辻岡慎平/清水健太郎

<スタッフ>

監督・脚本:竹中貞人/撮影:倉井陽祐

 

<監督プロフィール>

竹中貞人(たけなか さだと)

1993年三重県出身。大阪芸術大学映像学科卒業。初監督短編作品『風車』ではキャスト外国人、全セリフ英語で舞台が日本家屋という奇怪な作品を監督、のちの卒業制作で『虎穴にイラズンバ』を手掛ける。同作のスピンオフ作品『犬もアルケバ』では『虎穴にイラズンバ』の5年後、同キャストたちがYouTuberを目指す話を描く。現在、東京藝術大学大学院。趣味はサウナ。


12月9日(土) 11:00 『ある惑星の散文』

ある惑星の散文

2017/98min/カラー

ルイは海外に行っている映画監督の恋人アツシの帰りを待っている。スカイプ越しに会話を交わす二人は新しい生活への計画に胸を躍らせる。 一方、メイコは精神疾患によって役者の活動を離れていた。そこへ兄の誠がやってくるが…。 散文のように重なるエピソードが緩やかに交差し、停滞する二つの惑星は、やがて運動を始める。

 

<キャスト>

富岡英里子/中川ゆかり/池田仁徳/渡邊りょう/鬼松 功/伊佐千明/矢島康美/水越 朋(声)

<スタッフ>

監督・編集:深田隆之/撮影:山田酩酊/録音:渡部雅人/脚本:深田隆之、島田雄史/助監督/島田雄史/美術・制作:植地美鳩/ヘアメイク:谷川悦子/音楽:アルプ

 

<監督プロフィール>

深田隆之(ふかた たかゆき)

1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。映画をはじめとして、こども映画教室、PRビデオ制作・舞台記録撮影・ミュージックビデオ等、様々な映像・映画の試みを継続している。また、2013年から行われている船内映画上映イベント、海に浮かぶ映画館の館長でもある。

12月9日(土)  一人芝居『WATER MARK』

横浜の水際にゆらゆれる艀の上で、かつてここにいた彼女の声に耳を傾ける。 言葉が残っていなかったら、誰もが忘れてしまったら、なかったことになるのは嫌です。だから私が証明します、あなたがここにいたことを。

 

出演:中川ゆかり/ドラマトゥルク:深田隆之

 

<出演者プロフィール>

中川ゆかり(なかがわ ゆかり)

1984年生まれ。大学入学後に俳優・制作活動を開始。映画主演作『ジョギング渡り鳥』(2016/鈴木卓爾監督)では企画、ドラマトゥルク、出演、音響効果、自主配給・宣伝まで行う。演劇・映画・アートそれぞれのメディアの方法・スタイルを自覚的に逸脱しフィクションに戻るプロジェクトに携わるほか、芸術と教育のアウトリーチ活動も模索中。

 

※上演時間:約30分

※『ある惑星の散文』『WATER MARK』で1プログラム。


12月9日(土) 17:00 『無言日記2014』

無言日記2014

2014/66min/カラー

2014年1月から12月までの1年間ほぼ毎日、iPhoneの動画撮影機能のみを使用し、日々の記録として撮影・編集したビデオダイアリー。東京や旅先の映像に、何気ない日々の出来事、かけがえのない場所や時間、季節の移り変わりが映る。現在もウェブマガジン「boidマガジン」にて毎月発表中。

 

<スタッフ>

撮影・編集:三宅唱/企画:樋口泰人

 

<監督プロフィール>

三宅 唱(みやけ しょう)

1984年北海道生まれ。『密使と番人』『THE COCKPIT』『Playback』『やくたたず』など。最新作『きみの鳥はうたえる』(原作:佐藤泰志/主演:柄本佑、染谷将太、石橋静河)が2018年秋公開予定。


12月10日(日) 11:00〜 『ミサイル』

ミサイル

1987/115min/カラー   ※16mmフィルム上映

カリフォルニア州ヴァンデンバーグの空軍基地では、1960年代から80年代までミサイル部隊の主力兵器だった、大陸間弾道ミサイルの管制センターに配属される空軍将校の訓練が行われていた。核戦争についての道徳的、軍事的議論、ミサイルの装備・標的・発射、暗号、通信、テロリストの攻撃からの防衛、などが描かれる。最新作『エクス・リブリス―ニューヨーク公共図書館』(16)が山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、大きな注目を集めた。

 

<監督プロフィール>

フレデリック・ワイズマン

1930年生まれ。イェール大学大学院卒業後、弁護士として活動を始める。

63年にシャーリー・クラーク監督作品『クールワールド』をプロデュースしたことから映画界と関係ができ、67年、初の監督作となるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』を発表。マサチューセッツ州で公開禁止処分となるが、その後も社会的な組織の構造を見つめるドキュメンタリーを次々に制作する。

 

フィルム提供:一般社団法人コミュニティシネマセンター


12月10日(日) 16:00〜 『亀虫』


亀虫
2003/計66min/カラー

<あらすじ>
夫婦喧嘩の末、家を飛び出した「かー君」は復讐を誓って帰還するが、宿敵である妻の姿はなく、代わりに、上京してきた幼馴染みの「たかお」と再会することになる。しかし、突然かー君を訪ねて来たたかおには、いったい何の目的があるのか。『亀虫の兄弟』『亀虫の嫁』『亀虫の妹』『亀虫の性』『台なし物語』の5編からなる連作。

 

<キャスト>
出演:杉山彦々/安彦麻理絵/木村文/尾本貴史/冴嶋園子/笠木泉
<スタッフ>
監督:冨永昌敬/撮影:月永雄太/音響:山本タカアキ


<監督プロフィール>
冨永昌敬(とみなが まさのり)
75年愛媛県生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。監督作品は『パビリオン山椒魚』(06)、『コンナオトナノオンナノコ』(07)、『シャーリーの転落人生』(08)、『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』『庭にお願い』(10)、『目を閉じてギラギラ』『アトムの足音が聞こえる』(11)、『ローリング』(15)、『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』(16)、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)など。